雨籠り

スズトウシャドウさんから自宅搬入分という名目の永久在庫が届いたんですけど、荷物にあかつきのお米と能登の塩(塩むすびセットだって!)とクロッキー帳とメモ帳が同封されており、ご挨拶文を読みながら泣けちゃってもう。ずっと取っておきたいけど貴重なお米は今晩さっそく炊いちゃう。さみしいけれど感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。お世話になりました。在庫、これからもずっと一緒だよ(物理)。
凛遙本の再販はこちらhttps://ec.toranoana.jp/joshi_r/ec/item/040030944734

近況などもたまには書こうか。絶賛インプット期です。中でも春からEテレで始まった「アン・シャーリー」を今期いちばん楽しく見ています。一話放送直後だいぶ酷評されてたんですが、私個人としてはツッコミどころも多々ありつつ、なんだかんだ毎週の放送を楽しんでいる。今回の作品では「アンの愛情」までやってくれるらしいので本当に嬉しい。
もともと幼少期に親から買い与えられた少女小説の一冊として「赤毛のアン」はごく普通に愛読していたんですが、続編があることを大学生時分に知り、夢中で読んだ続編の中でも「アンの愛情」と「アンの夢の家」は私にとって「この世でいちばん好きな本」です。いちばんと言いつつ、一位と二位が決められずちょいちょい入れ替わるけども。

私はそこそこ本を読むのが好きで、数年前から住んでいる地域の読書会に参加しているんですが、たまに「人生でこれ一冊だけ選ぶなら?」「あなたの愛読書は?」みたいな質問があって、そういう時に心の中ではこの二冊を思いつつ、何となくそういう場で少女小説を挙げることの恥ずかしさ、それを聞いたとき相手がどんな反応をするか(苦笑されたらどうしようみたいな)を気にして、毎回当たり障りのないベストセラーや、その時読んで面白かった本を上げていたんですよね。大好きな作家さんはたくさん居るし、その本を好きなことに嘘はないのでまあいいか、みたいな。でも今回の新作アン騒動で作品を愛しすぎるあまり暴走してるファンがたくさんいるのを見て、ああやっぱりこの作品には並々ならぬ思い入れを抱いている人がたくさん居るんだなあと改めて思えて嬉しかった。と同時に、あの騒動はジャンルへの新規参入を妨害する古参のようだなと思えて悲しくもあった。

ひとつの作品に目が留まるきっかけは本当に人それぞれで、それは昔の映像化作品かもしれないし、YouTubeの切り抜き動画かもしれないし、たまたまつけてたテレビかもしれないし、誰かのツイートかもしれない。だからそのきっかけを奪うような真似だけはしたくないなあと思う。実際、過去に私はそういう類のことをしてしまっているので、自戒の意味も込めて。

そうだ、「舞妓さんちのまかないさん」が完結しましたね。知らない方はこちらで3話まで読めます(2025/06/15時点)https://www.sunday-webry.com/episode/3269754496548998000
2017年から約8年の長きに渡る連載でした。私は翌年くらいから読み始めたんですがその当時は京都の清水五条界隈に住んでいたので、鴨川や祇園四条界隈など本当に身近な場所がごくごく日常の背景・風景として登場するのがとても嬉しかった。「舞妓さん」を読んで初めて切通し進々堂さんを訪れたりもした。キヨちゃんが作る毎日のご飯が美味しそうでたまに簡単なものは真似して作ってみたり、青森の食事情を垣間見たり、それまで知ることのなかった京都の行事や何より舞妓さんの日常が温かく丁寧に描かれていて、新刊発売が本当に楽しみでした。学生時代を過ごした京都が大人になっても忘れられなくて20代最後で舞い戻ったけど、この漫画でますます京都を大好きになった。コロナ禍にさまざまな事情で地元に戻り、京都はどこか遠い場所になってしまったけれど、それでもこのお話の中でいつでも京都に戻れるような気がした。終わってしまってとてもさみしい。でも、とても素敵なラストでした。キヨちゃんとすーちゃんと健太の三角関係がきれいに着地したことも良かった。電子で揃えたけど紙でも買い直そうと思っている。ずっと先まで手元に置きたい漫画です。お疲れさまでした。